☆エロ屋さんの戯言☆

長年エロ屋に関わっている自分の日常のあれこれや戯言を綴っています☆

初めてSEXした時の話⭐︎2⭐︎全3話

前編後編に分ける予定でしたが、長くなって読みにくくなってしまうので全3話にしました。


 


とりあえずコンドームを付ける練習をしよう。
ひとつぐらい犠牲になっても構いません。
ということになり、前戯の前にコンドームを付けてみる事にした。
ベッドに座る木村くんの間に入り床に正座をした。
小学生までは収穫前のちんちんはそれなりに見てきたが(フリチンで走り回る奴らがいたから)勃起したちんちんを見るのはこれが初めてだった。恐る恐るパンツを脱がす。
………わわわわわわわ!!硬くなるのは知っていたけど本当になるんだ!!え?何?もう硬くなるものなの?もしかして自由自在!?
今思うと木村くんは大きめで若さなのかかなり硬かった。
「え!?木村くん?色々とこれが世の平均?」「た…たぶん普通なんじゃないかな…たぶん」いつものおネエっぽいゴリゴリしたハスキー声を紳士的に変換していたが、突っ込む余裕はなかった。
アワアワしながらコンドームを取り出してヌルッとスルスル滑るらしき方を確認してから亀頭に被せた。
………ブチっ!
見事にコンドームが破けた。
え?こんなに簡単に破けるものなの?ファミリープランなのに?
続けて二つ目も簡単に破けてしまった。


*昔の自販機のコンドーム。劣化なのかなんなのかとても破けやすいものが多かったのなんなん。これあるある話らしい。



最近のコンドームはお菓子の箱みたいでオシャレですね。たけのこの里みたい。




こんな事書かれたら買うの恥ずかしいわ、恋しとらんわ。

 

 

「絶対にしたくない…残りのもいつ破けるか分からないよ」と言う私に、木村くんは納得してくれたが、手でして欲しいと言ってきた。
え?手で?どうやって!?
今でこそ、どちら様かが作った手コキ四十八手なんてものには目もくれず、自ら「孔雀のくノ一歩き」「イソギンチャクの捕食」などオリジナルを編み出した私だが、もちろんこの時は一手も分からない。力加減も触り方も。
とりあえず優しく両手で包むようにしてゆっくり上下に動かしてみた(通称乙女の祈り)これで気持ち良いのだろうか、こんなこと自分でしてる男の人の気持ちが分からない。いつどうやって覚えるのだろう。
でも木村くんの初めて見る表情になんだか嬉しくなる。なんでこっちを見てくれないんだろう。
「木村くん、これで合って…」
「ご!!ごめん!まいちゃん!!出る!」
え?!………ドピューーー!!
んぎゃああああ!!!!
初めて見た精子は見事に私の顔に掛かり左目を覆った。こわいこわいこわい!!痛いし何やつ!?ドロドロヌメヌメヌメヌメしとるーー!!(長くなるので今回は省略しますが、これを繰り返した後に私は結膜炎になります)
私は大泣きした。
今となっては射精した精子を自らの手に撫で付けて見せつけては「すごーい♪元気なのいっぱいでたね〜♪」なんて言う女になりましたよ、私は。

 

 

これちょいと前に実家で下書きしたのですが、ちょうどこの頃の写真が出てきました。うむ…年月を重ねたもんだ。後日削除案件。




木村くんのお母さんは夜の繁華街で仕事をしていて、そのまま帰ってこない事も多かった。お兄ちゃんは遠くの工場で夜間勤務をしていた為、タイミングを見計らって別日に決行することにした。
木村くんは後日わざわざ隣町でコンドームを購入してきた。その為に親方からトラックを借りていた。 
(後に「コンドームを買いたいので貸して下さい」と申し出た事が判明している。快諾した親方もすごい)

お初については私もエロ屋、性的なことをしっかりと描写したいのだが正直覚えていない事が多い。
ただ、気持ち良いという感覚はなかった。緊張し過ぎてどうして良いのか分からないし、恥ずかしいという気持ちが大きかった。そして何よりこわかった。
初めてならではの気持ちや、視覚や感情で得られる素敵な事も魅力的な事も、愉しむ余裕なんて全くなかった。男性の裸なんてまともに見た事がない。少年ジャンプやコロコロコミックでの半裸ぐらいしか知らない。
健康的な褐色の肌とびっくりするぐらいゴツゴツした体に処女の私は、ななななんかこここここわい!とビビってしまった。おおお思ってたんとちゃうううう。わわわわ!硬いモノが体に当たっとる!どどどないしよよよ。
優しく抱きしめて貰っているにも関わらず、好きな人とついに♡…ではなく「ライオンに捕食される小動物の気持ちが分かる気がする」と超ビビりまくり、ずっと天井を見ていた。


「気持ちいい?」と聞いてくれるが良く分からない。それがなんだか申し訳なかった。
「まいちゃん、見せて。舐めたい」とはっきり言う木村くんに「なななっ何言ってんの!恥ずかしいからダメ!」と答えたが、彼は突然ノリノリになり、全くお構いなしで結構強引だった記憶がある。
私が恥ずかしがっていた理由のひとつに、全く毛が生えていなかった事が挙げられる。
毛が生え始めたのは20歳になってから。その後謎の毛周期を繰り返し、30代で発毛のピークを迎え今ではツンツルテンだ(ちなみに母は全く生えたことがない天然のパイパンなので中途半端に遺伝したとみた)
まじまじと見た後「舐めやすい」とそんな事はお構いなしの様子に安心したが、木村くんは突然「これ好きだ…俺はこの道を極めんとする者になる」と言い出しひたすら舐め続けた。
なんだか温かいクラゲがゆっくりプルヌル〜とオマタを徘徊しているような感覚で、時々あれ?そこなんだか気持ち良いかもという波が来るような感じがしていた気がする。


ちょいとお披露目よ。




 
ちなみに私はオナニーはしないタイプの人間だ。
今でもそう。単純に好きではないから。
当時もオマタとはおしっこをしたり生理の時に機能している場所、だから清潔にしておこうぐらいの認識だった。
なので本当にどこがどういう風に気持ち良いのか?とかは全く知らなかったし、この頃はタンポンすら入れた事がなかった為、私の膣内は異物の侵入を全く知らなかった。
そしてここから私はこっぴどい目に遭う。
オマタを舐め続けていた木村くんは「入れたい、まいちゃん」と言い、指を入れるという過程をすっ飛ばしてゴムを付けると無理矢理グイグイと押しつけてきた。
痛い痛い!痛いよー!この人どしたん?え?何?こういうもの?と私はますます怖くなり嫌がった。
木村くんは「大丈夫?」と言葉だけと思わしきお気遣い。全く入る気配はない。
「痛いし無理…もうやめて欲しい」と嫌がる私なんてお構いなしであった。
それどころか「諦めてはならない」と言い「シェービングジェルを潤滑油にしよう」とバカな事を言いだす始末。そして自分のちんちんに塗ったくった途端に無言でうずくまり悶絶し始めた。なんなんだこの人は。
どうやらメンソールのスースーさにちんちんがやられたらしい。それでも萎えないから怖い。
やはり⭐︎1⭐︎で述べた通り、性的に興奮している人間の知能指数は著しく下がる事が立証された。
もし塗られたのが私のオマタだったら、収穫前に刈っていた。

後日、初回の愚行を反省した木村くんは丁寧に扱ってくれたが、何度してもちんちんは入らなかった。
でも別にできなくても良いのに…どうして木村くんはこんなにしたがるのだろう?一緒にいられたらそれでいいのにと、私は消極的だった。




んがしかし、ついにちんちんが入る日が訪れた。
この時の感覚や感情はしっかりと覚えている。
昔からその時々の感情はなるべく事細かに心に刻んで記憶しようと生きるのは、私のただの癖だ。
ここからは久々に官能自動書記発動である。閉まっていたその後の心境なども⭐︎3⭐︎で正直に書こうと思う。
読みたい猛者だけ読んでいけコノヤロー!

 

 


私は祖母のお店で働くホステスさんに相談をした。
どうやら私には精神的な準備がまだできていない事が判明した。それでも木村くんに喜んで貰える方法はないかと尋ねたら、フェラチオという性の伝統芸の説明を受けた。そして満を辞して木村くんに「口でしたい」と申し出た。木村くんは前のめりで返事をした。  

口に入れた途端、苦しくなった。おそらく最初から奥まで咥え過ぎていたのだと思う。
しかしこの時、性の行為に対して心身の準備が整う感覚を初めて知った。
苦しいのに、生体内外からそれが悦に浸ってしまう。
本来苦しい事は避けていきたい事が普通であると思っていたのに、自ら嗚咽に追い込む行為がなんだか嬉しい。なぜ私はそう思えるのかと考えたら、好きな人だけには本来なら避けていきたい行為を求めるという矛盾に、心身が浮きだっているからだ、ということに気付いた。

そんな風に自分を思わせてくれるモノを入れて貰えるなんて、なんて至福なんだろう。それならどうなっても幸せだと思えるんじゃないかな…。
これは言わばM心の芽生えでもあったのかもしれない。

最近まで「わからない」と思っていた場所を触られると気持ちいい。力が抜けるような逆に力が入るような…なのは分かるけど、勝手に出てしまう声は出して良いのかダメなのかが分からない。
「…??まいちゃん?すごい濡れてるよ」
初めての事で驚かれた。濡れるって都市伝説じゃなかったんだと思ったが、木村くんの言葉にどう反応したら分からなくて思わず首を振った。
初めて無理なく指が入った。もちろん違和感はあるし、気持ち良いのかは分からない。
でも寒空の下で工具を握る指が入っていると思うと気持ち良くて、これだけで終わるのは嫌だと思った。

「まいちゃん気持ちいい?声我慢してるなら出して」
正直この言葉には助けられた。
どうして良いのか分からない行為は、相手に委ねて誘導される事で安心感と恍惚的な感情が得られる。
私のせいではございませんと逃げ道を与えられる事で、解放されていく自分はズル賢い人間なのかもしれない。
でも今日は木村くん以外誰もいないし、木村くんが聞いてくれるなら嬉しい。こんな恥ずかしい事を飾り立てないでいられるなら、とても自然で嬉しい。 
声が出るのも都市伝説ではないんだ…。
木村くんは私の反応に合わせて優しく触ってくれた。

木村くんの髪の毛が私の首元をくすぐる感覚は、非日常的で何とも不思議でドキドキする。
木村くんのお日様の下の綿花のような温かい大好きな匂いが、牛乳石鹸の青箱の人工的な香りに変わってしまった。それが残念だ。そのままが良かったのにといつも思う。
「まいちゃん…今日は入りそうだよ」耳元で聞く木村くんの声に思わず力が入ってしまう。いざ入ると思うと木村くんも緊張しているのが伝わった。
「うん……」


ああ…ついに……私は………

………のはずなのに………。

ズズ……グググ…。

なんだこれはぁあああ!!
ぎぇー!!イタぁぁぁイーーーっっ!!

あのですね!例えるならですね!指と指の間を思い切り広げて爪切りでパチンって感じですよ!!そこに何やら摩擦が起きているのです!!
こわいこわいこわい!これ以上奥に入れたら内臓の位置が変わってしまうのではないでしょうかぁああ!!
「まいちゃん…もう少しで全部入るよ」
「…………@&I/(´;ω;`)!!!」


全部入った感覚は、まさに肉壁を何やら硬い棒で強引に押し広げられた感じであった。
擬音で表すならギチギチとかメリッです。
指先が震えるわ奥歯が勝手にガチガチいうわで無言のまま涙がボロボロと出てきた。

これは痛いからではなく、もちろん痛いからもあるのだが理由は本当によく分からなかった。
自律神経がどうかしたのかなんなのか今でも解明できない。もしかしたら体がパニックを起こしたのかもしれない。言葉が出ない。
寒さに震えるエスキモー人みたいになっているこんな私を見て木村くんは何を思うんだろう?嫌かもしれない、でももしかしたら心配してくれるかもしれない。
「ごめんね、まいちゃん、最後までしたい」
うわ!!なんだこの人!!
木村くんがゆっくりと動かしている間、私はずっとガタガタブルブルしていた。
「まいちゃん…力抜いて、気持ちいい…」
入れたまま一息ついたり、時に「よし」などとひとりごとを言っている。いやいやいや!なに1人で納得して気持ち良くなってるんですか?
「まいちゃん…まいちゃん…」用事ないなら呼ばなくてよくないですか?やめません?もうやめませんか?

と、いつもならそう口に出していたはずなのになぜか言えなかった。それもなぜかは分からない。
ただぎゅっと抱きしめてくれる温かくてガッチリした体に手を回すと、やめて欲しいとは思わなくなっていった。思えば木村くんは、私がしたいと言うまでしないでいてくれたんだ。何度断ったことか。 
真面目に生きてきたから出来上がった心身がただかっこよくて、まっすぐな人柄が好きで、引き続き意味不明にガタガタブルブルしながらも、まいちゃん…ただ名前を呼ばれる事にも心地良くなっていた。
時間にしたらたぶん短い間の出来事だった。

話は少しずれるが、この頃から変わらないヘキなようなものが私にはある。
私は行為の最中に、その人の性とは対極な一面を想像したり思い出したりしてしまう。意図的にかもしれない。そうする事で今置かれている状況をより一層噛み締めてしまうのだ。
そして、その人の思想や尊敬している部分や到底叶わない部分を噛み締めては性的快楽を増長させるヘキである。それでイッているような女である。失禁するような女である。なんならビンタして下さい。
人間性を知らない間柄で性欲だけで行為を行うなんて絶対にあり得ないのだ。
こんな人に選んで貰えたのだから、私はそんなにダメな人間ではないと思う事が、私の性の悦びに繋がるのである。
なので以前にも書いた気がするがAVだのその類いよりも、そういう部分が垣間見れた時の方がよほど性を感じてしまう。
この人に私が今日まで培ったものを全力で注ぎたい(愛人や浮気相手としてのお作法や立ち回りや性的な行為含む)と思うのだ。
まきちゃん、まいちゃん、まきさん、まいさん。
私は行為の最中に名前を呼ばれるのが好きだ。
性のパートナーには源氏名で呼んで貰う事が多い。別人になる事で逆に本性が出せる。あと単純に源氏名で呼ばれる事が嬉しい。本名は余程の事でない限り呼んで貰わないようにしている(なのでエロ屋である事を事前に伝えるのは必須です)



「まいちゃん…イキそう」イク寸前のちんちんはさらに硬く膨張して、私はますます声が出なくなってしまった。気持ち良くはない。これ以上はできない。
でもイッてくれた瞬間は、安心感より幸福感が強かった。とても大切にしてた望みが叶ったような気がした。それでもガチガチガタガタブルブルが止まらなかった。あれ本当になんだったのか。
木村くんは謝ってくれたが、でも謝ることではないと素直に思った。しばらくは無言で抱きしめてくれていた。




「わっっ!!まままままいちゃん!めちゃくちゃ血が出でる!大丈夫!?」
SEXする前に敷いた近所のガス屋のタオルと木村くんの職場のタオルがびっくりするぐらい血に染まっている。
いくら処女でもこんなに出血する人は珍しいに違いない。まるで刺されたかのようにしっかりと染まっていた。どおりで痛いと思った…。ヌルヌルしてたのはもはや血だったのでは…。
「これどうしよう…」
「まいちゃん大丈夫、俺に良い考えがある」
全然大丈夫ではないし絶対良い考えではない気がしたが、今は頼るしかない。




こういう名入れのタオルが田舎の実家にはたくさんある。







今なら思う。ふつうに洗って干せよと。
後からいろんな女の子に聞いてみると、私珍しいタイプだったらしい。

余談だが今になって分かった事がある。この頃は男性の性なんて全く分からなかったけど、木村くんは強引な所はあったものの、膣内射精障害ではなかった事で、私は何かに悩む事はなかった。間違ったオナニーをしていたりエロ漫画やAVの見過ぎなどで生じる障害…これは案外当たり前ではない事なので、本当に感謝したいなと思っている。







3へ続きます。
次回で終わりです。
未解決事件のはずだったのに。





 

 

まきまい

 

 

 

 

 

5月の私。顔の雰囲気が随分変わりました。加齢と共に伸びた。

 

 

 

 

日にちは未定ですが、そんなに空かないうちに更新します。