☆エロ屋さんの戯言☆

長年エロ屋に関わっている自分の日常のあれこれや戯言を綴っています☆

包茎手術⭐︎横川さんの記録⭐︎後編

40分を過ぎた頃、横川さんから連絡が入った。
前方から現れた横川さんはいつもの爽やかさも威厳も失い表情も虚ろだった。
「あ…安定感を失いましたね」「まきちゃん…日暮里には生地がたくさんありますね」
どうやら思考能力が落ちているようなので、しめしめと私は好きなラーメン屋「馬賊」に誘いまんまとごちそうして貰った後、横川さんと別れ日暮里を出た。




*この後ちんちん画像が炸裂するので覚悟してスクロールして下さい。

ちなみに痛々しい部分は血ではなく消毒液の色です。








翌日1枚の写真が届いた。







さすがに加工なしでは載せれなかった。見た印象では皮に余裕を持たせて切除したように見えた。割と針数は少ない。大きな腫れもなかった。
横川さんの話では麻酔もそんなに痛くもなく、手術中は無痛。様々な体験談から覚悟はしていたがこの程度で済むのかと拍子抜けしたとのこと。
数日間は処方された抗生物質を服用。抗生物質は本当に人類の歴史を変えた大発見だと思う。
抜糸まではシャワーなどの水滴が残っていると化膿しやすい為優しく拭き取り、包帯でぐるぐる巻きにする。
その間立ちションをすると予期せぬ放射器になる為、座りション必須になる。座りションは横川さんの男性としてのプライドを傷付けた。

*おまけ。座りションにもメリットがありますが、個人的には日常的にするのはおすすめいたしません。尿管を圧迫した形になるので尿管に尿素アンモニアが溜まり炎症を起こしたり、EDや最悪の場合睾丸癌の原因にもなり得るためです。やはり人間の体の構造には意味があって理にかなったやり方があるのだと思います。



仕上がりまでの数ヶ月、私は定期的に横川さんのちんちんの画像を送って貰ったり直接拝見したりして観察した。
そして10日後、抜糸の日が来た。
化膿するのをビビって消毒液を塗り過ぎていたが為に、包帯がくっついてしまい剥がす時に痛くてびっくりするハメになった。抜糸はチクっとする程度。それ以外は手術から完成まで一度も痛いと思った事はなかった。この時点で予想より皮が余っていたのが気になったが、先生によると時間の経過と共に皮の様子も多少変わるとのこと。横川さん談。
やはり隠れていた皮膚の部分が出てツートーンにはなっているものの縫合の跡は現時点でもかなりキレイ。
色合いについても今後変わってくるのではないかと予想される。

*写真は削除






さて、完成までの間横川さんは本当に覇気が抜けていた。内勤スタッフとして一緒に働いていたのだがまるで別人のように腑抜けていた。
横川さんは優秀な人なのでミスをする事はなかったが
ぼんやりと外を眺めてはうなだれを繰り返し、いつものエネルギッシュで爽やかな紳士的な雰囲気がなくなっていた。いつも女の子の髪型など容姿に変化があると爽やかな笑顔で褒めるのだが「俺みたいな奴が何言ってるんだ」と独り言を言ったりと卑屈な男性になってしまった。
「まきちゃん…あのさ…男にとってちんちんとは何かって事が心底わかったよ」
以下は横川さんが私に語った事をまとめて書く。決して私の意見ではない。

「ちんちんとは体だけではなく心と連動している。
自分(横川自身)が堂々としていられたのはちんちんに自信があったからだ。もし誰かに求められたらいつだって機能するちんちんを提供できる、という自信があった。実際に有事の時が来る来ないに関係なくいつだってそう思える事が生きる活力になっていた。
高圧的な人や非常識な人を見ると「どんだけ良いちんちんしてるんだろ」と思ったりお店の女の子に筋違いなクレームを言ったり、巷で女性を査定にかけるような人には「よほどちんちんに自信があるんだな。そうでなかったら生き恥だぞ」と思っていた。
生まれ持ってちんちんが立派な人間はちょっとやそっとではへこたれない神からの贈り物を貰ったと言っても過言ではない「あいつら俺の事バカにしてるけど俺は凄いちんちんの持ち主だ」と思えば乗り越えられるのだから。俺はその為に良い生活習慣を徹底して正しく性と向き合い年齢に抗った良きちんちんを育ててきた。その努力そのものが自分の自信にもなっていた。ちんちんとはそういうモノだ。しかし今の自分はどうだろうか。包帯でぐるぐるに固定して座りションをして…それなのに何を持って堂々としろと言うのだ」


活字に起こしてみたものの一部審議が必要だ。
非常識なお客さんのクレームについては自身のマナーを問いたくはなるが、ちんちんがどうとかは関係ないのではないかい。良い生活が良いちんちんを作るのはごもっともだと思うが。いや、まさか男性にとってちんちんとはここまで死活問題だとは思わなかった。だとしたら長年エロ屋をやってきたにも関わらず不勉強だった。ごめ…。いや、なんだか謝りたくない。

そんなこんなで横川さんはしばらくの間、このようなメンタルで過ごす事となった。
そして現在術後約半年経った横川さんは本来のワイルドでエネルギッシュな姿に戻り、ちんちんはこのような仕上がりになった。 
そしてめでたくこれにて横川さんのちんちん通信は終了となった。

ついに完成なのだ。



正直な感想として今まで見た症例でトップクラスのキレイな仕上がりだと思った。若干の色味の差はあるものの縫い跡や傷については本当に素晴らしいと思う。
本来この手術をするきっかけになった皮が被ったところが切れてしまう点については頻度は減ったものの完全には改善されておらず、これは余裕を持って皮を切除して余らせた結果なのではないかと思った。
しかしこの皮に余裕を持たせたお陰で傷跡が引っ張られたりせずキレイな仕上がりになったのかもしれない。それらを考慮しても横川さんはやって良かったと言っている。

数々の体験談を聞いた中でも横川さんの場合はカウンセリングから完成まで、かなり良い例だと私は思った。途中腑抜けてしまったが一度も痛いと思った事はなく、腫れもなく仕上がりもキレイで何事もなく無事に完成した。
なのでもしこれから手術を検討している人がいたら、この症例はあくまで参考までに読んで貰えると幸い。包茎手術や整形手術にしろ何にしろ世の中には誰かにとって都合が良い情報で溢れている。前編にも書いたように医術は魔法ではなく、医者も人間だということを念頭に置かなければならないと思う。

このブログを読んでくれている人の中に包茎手術をして、包茎は改善されたものの仕上がりに何らかのコンプレックスを持っている人もいるかもしれない。
御本人にとっては大きな事なのだから私の言葉が何にもならないのは承知。それでも私の気持ちを正直に書くと、何も恥ずかしくないしおかしくもないし貴方のちんちんは悪くない。私は全てのちんちんの良いところを必ず述べれる。
私は手術跡がどうこうだからと言って、何かネガティブな事を思った事は全くない。調べて通って手術をした労力や勇気は相当なものだったと思うし、それについて考えもせずにどうこう思うような人は貴方にとって必要ない。


余計な事を書くが「お店に行ってもバレなかった」と言う人もいるが、多くの場合それは考えにくい。「指摘されなかった」の方が適切だと思う。
私が指摘しない理由について耳を傾けて貰えたら有難い。
私は私のテリトリーに入られる会話が嫌いではない。
例えば「なぜ子供がいないのか?」「何の病気になったのか?」「恋人の有無、既婚か未婚か」「選挙は何党に投票したか?」などなど一般的にはタブーになるような会話も、むしろ有難い。自分の話ばかりしたい自己顕示欲が強い人が多い昨今、私に興味を持ってくれてありがとうなのだ。
でもそういったデリケートな会話には、お互いに最低限のルールを成り立たせる責任を伴うものだと思う。
場合によっては相手を傷付けたり大変な事になるかもしれない。だから尋ねた先のその答えがどのようなものであっても、しっかりとした受け答えと許容を持たなければならないと思っている。
相手の回答が自分の理想のものではなくても感情的になるべきではないし、意見を押し付けてはならない。興味本位が責任を上回ってはならない。デリケートな何かを尋ねるにはそれなりの責任を持って聞くべきだと思っている。

ちなみに我が国ではそのコミュケーション能力を向上させるよりも、触れない事の方がてっとり早くて正しい傾向にあるように思える。昔からそういうことわざが多い。匿名掲示板やTwitter利用者が世界一多いのも、対面でのコミニュケーションのリスクを負いたくない人が多い側面もあるからだと思う。対面では黙っていた方がお互いの為なのだろう。またはそれが思いやりだったりもする。

しかしデリケートな会話が気持ち良く成り立つ先にある人間関係というのは、素晴らしく強固で充実していると個人的には実感している。
ということもあり間違っている接客方法かもしれないが、私は敢えて積極的にお客様のテリトリーに入り込んだり宗教的な質問をしたり、相手の心に土足で踏み込む事がある。もちろん上記の事を私なりに踏まえて、のつもり。
そんなデリカシーのない私がなぜそのちんちんについて尋ねなかったと言えば、それが恥ずかしいちんちんだからではなく、私の技量の無さからである。
貴方にとって傷かもしれない経験か、はたまた誇らしい経験か分からない私には、尋ねた先の言葉がどのようなものであっても責任を持って会話を成り立たせる語彙力もコミュニケーション能力も持ち合わせていなかったのである。友人関係ならともかくそうではないのでなおさらだ。
だから貴方のちんちんに何か問題があったということは一切なく、私のコミュニケーションと接客レベルの低さからであるという事を伝えたい。

 


という責任感を持って横川さんが腑抜けていた時期、ぐるぐる巻きのちんちん画像を送って貰うように連絡をした。私は上記の事を踏まえているのだ。

 

 

 






(´・∀・`)



みなさまのちんちんが健やかでありますように♪







まきまい




次回は小学生の時に会った転校生の話から色々と。久々に真面目な文章を書きます。
Twitterからお知らせいたします。





3月3日は女の子、5月5日は男の子の健やかな成長を祝うとされていますが、それなら今月4月4日は何の日だろ。ということで私が勝手に決めることにしました。クエスショニングや性自認が流動的に変わる全ての人の健やかな成長を願う日。良い1日になりますように♪
と思って調べてみたら「あんぱんの日」でした。さようですか。
明治天皇水戸藩に訪れた時に木村屋のあんぱんを頂いた日とのこと。
では3月3日はクロワッサンの日、5月5日はチョココロネの日にしましょう。
と思って調べたらすでにありました!
クロワッサンは9月6日
チョココロネは5月6日
チョココロネ惜しい。